期待を裏切らず、さらに1枚上の物を。
今期、久しぶりに全話録画してみてたりするアニメ『桜蘭高校ホスト部』が、いよいよ佳境。
残すは、最終回1話のみとなりました。
このアニメ、何がすごいって、とにかく『レベルが高い』んだとまろんは思ってます。
やってることは、まろん的には、超の付く王道ってイメージなんです。
あまりに商業主義に走りすぎている最近のアニメ界の中で、これだけしっかりと作りこまれた作品というのは、本当に久々。
あと、主要キャラには演技の出来ない声優がほとんど居ないというのが、何より嬉しいです(今回の京田尚子さんも素晴らしかった!!)
原作のあるアニメということで、やはり、原作ファンを裏切ることは出来ないじゃないですか?
けれど、100%原作のままに作るというのは、やはりもうひとつ物足りなさを覚えますよね?
通常、その部分を解消するために、若手アイドル声優を抜擢してみたり、原作以上にお色気シーンを増やしてみたりなんていう手法がとられることが多いわけですが、この作品に関しては、そういった、安易にファンに媚を売るようなつくりは、一切皆無なんです。
このアニメは、原作全9巻(2006年9月現在)を、大筋の骨組みだけを残した上で、エピソードごとに分解。
その後、それを改めて繋ぎ合わせ、もう一度組み立てなおしてストーリーを構成し、かつ、その融合のために、原作には無いアニメのオリジナル要素を投入するという、とても誠実で、それでいてとてもクリエイティブな作業を繰り広げたことが、最高のバランスとなって具現化されている、そんな気がします。
それがもっとも顕著に現れた話が、まろん的には、第20話『双子が開けた扉』で……って、語り始めたらキリがないので、以下略(^^;)
でも、この話のラストシーンで感じた『やられた!』感は、もしかしたら、アニメファン暦15年のまろんのキャリアの中でも、最大級の一撃だったかもしれません(^^;)
もちろんそれは、とても嬉しいことです(^^)
また、これはまろんのフィーリングの問題なのだけれど、どこかで見たことのあるシチュエーションや、きっとこうなるんだろうなという演出技法などが、まろんの予想通りにポンポンと出てくるんですね。
たとえば、最終回の次回予告は『主人公が一人で、いつもよりも寂しげなトーンで次回の予告編を語り、バックは静止画』なんて読みがドンぴしゃりw
ただ、そこに用意されているセリフの一言一言が、的確に受け取り手のハートを揺さぶるんです。
まろんが想像していたとおりのシチュエーションなのに、まったく予想外の一撃を受けたような衝撃をプレゼントしてもらえる。
これって、予想通りの結末を手に入れたことよりも、度肝を抜かれる奇抜な演出を見せられたときよりも、ずっと感動的なんですよね(^^)
競馬に例えるなら、昨年のダービーのような。
ディープインパクト勝つだろう。後方待機から、まくり気味に欅の向こうでスパート
直線は外目に持ち出して抜け出しを図るだろう。
レース前、まろんはこれぐらいまで結果を読んでいました。
そして実際、ほぼ予想通りの展開と結果。
だけど、与えられた衝撃の迫力は、想像していたレベルの遥か上を行くものでした……うわ、すっげ・・・。
……みたいな?(^^;)
このアニメの充実ぶりを例えるなら、そんな感じなんです(^^)
まあ何はともあれ、本当に久々に良いアニメを見たと、まろん、大感激です。
久々に、来週が最終回だということが、楽しみであり、それ以上に残念でもあります(><)
とりあえず、全話ハードディスクに録画はしたけれど。。。DVD買いたいかもしれません(^^;)
まだご覧になられていない方、とりあえず原作から行ってみませんか〜?
『桜蘭高校ホスト部』・白泉社・花と夢ゆめコミックスから、9巻まで発売中です(^^)
……独りよがり度500%な日記でゴメンなさい(^^;)
ただ、最終回を目前にして、まろんのウキドキ感、まさにピーク! ということで。。。ご容赦くださいませっ!!m(_)m